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<こういう話もあり?> 2014.6.18 改訂
釣りをご存じない方には馴染みのない言葉ですが、外道とは目的外の魚の事を言います。アジ釣りでマダイが釣れても「なんだ!、外道か。」と言って放流します。(本当は喜んで持って帰ります。嬉しい外道です。)俗に言う「この外道奴が!」が「お前は人間ではない」と同じ意味。
さて、長年釣りをしていますとこの外道によく出会います。外道がどんなに大物でも世間的に価値があるものでも自慢にはなりません。よく掛かるのがキス釣りでのヒラメやホウボウ、カワハギでのカサゴやマダイ等。ヤマベ・ハヤ釣りでのヤマメ、鮎があります。これらは嬉しい上物、当然お持ち帰りです。(但し子鯛や解禁前のヤマメや鮎は即放流=漁業法)
下物ではキス釣りでの小フグやヒイラギ、ヤマベ釣りのアブラハヤ、鮒釣りでのモロコ等は嫌われ者です。
ところが同じ外道でも魚以外の生物が釣れる事もしばしばあるのです。エビ、カニ類は驚きませんが、カキ等貝類も釣れ(?取れ)ます。貝殻に掛かるのには判りますがしっかり挟んでいる事もあります。丁度殻を開いているところにハリが入ったのでビックリして殻を閉じたのでしょう。<川ではタニシなどもハリを喰わえて上がって(釣れて)きます。海牛等は磯釣りでは避けて通れません。判っていても気味の悪い軟体生物です。ヒトデもよく釣れてきます。これも手?にハリ掛かりしたのではなく餌を加えていますからビックリします。>
まあ、この辺までは同じ場所(海、川の中=水中)に生息しているので何となくわかりますよね。でも、予期せぬものが釣れる事もたまにあります。
以下、小生が経験したものを幾つか並べてみましょう。
カモメ・・エモノが水面近くでぱちゃぱちゃやっていると釣れます。
猫、鶏・・船溜等で釣っていて(複数の竿に同時に掛かった時等)ハリのついてまま魚を
放っておくとたまに喰わえていきます。
ヘビ・・・川を泳いでいるとき避けようとして竿を上げる時糸に触れるとそのまま引っ掛かり
ます。糸が鱗に挟まるのでしょうか。以外と掛かるのです。
川鼠・・ヤマメの餌に食いついたようです。コイツは川に潜って小魚や川虫も捕食する、と
ものの本に書いてありました。これは小生の体験ではなく釣友の経験談です。
最後に、三代目金馬の鼠釣りの話を・・・。
ハリに餌(多分肉類でしょう)を付け、台所の隅に一晩置いておくと釣れるそうです。釣れた?彼の君のしっぽに鈴を付けて放したら毎晩天井裏でちりんちりんと走り回わるので家人からひんしゅくをかったとか・・・
どんな仕掛けかは記載がないのでわかりませんが、噺家特有のヨタでしょう。
・・・・お退屈様でした。
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