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バナナマット

 投稿者:コブスジツノ  投稿日:2017年 6月25日(日)15時38分25秒
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  管理人さん、こんにちは。

 さっそくのご返事ありがとうございます。

 バナナマットについて少し言及させていただきます。

 その昔、
 南方に移民した日本人が、
 現地で漬物を食べたいと思ったのに気候の問題からか安定した発酵ができず、
 試行錯誤するうちに糠床のかわりにバナナの実を使う、
 というアイディアが生まれたというエピソードを聞いたことがあります。

 また私自身が酷い風邪をひいてそれが腹に入り、
 1週間も下痢が続いた際に栄養補給にバナナを食べていたところ、
 バナナは胃腸の中で発酵するのでかえって下痢が酷くなると医者に注意されました。

 私が大人になってからクワガタムシ飼育を再開したのは、
 1996年のことです。
 当時『月刊むし』などで言及され始めた発酵マットが上手くできなかったので、
 飼育瓶の中のマットにバナナを入れてみたらどうかと考えつきました。

 900ccのマヨビンに「クヌギ大王」という当時ほぼ唯一だったマットを入れて、
 その中にバナナを生の状態で皮をむいて入れました。

 この時点では飼育容器の中でマットを発酵させるのが目的でしたが、
 幼虫がバナナを食べるのを目視確認することができたので、
 この栄養価の高い食材を直接的に経口摂取させるように考え方を改めてみたわけです。

 900cのマットに対し、
 3cmほどにカットした皮むきバナナを3切れ入れます。
 普通のマット飼育に較べるとマットの減りが早く、
 オオクワガタやヒラタクワガタなどの大型種では2ヶ月タクトでエサのセットが必要となります。

 最初にこの方法を用いた時には、
 クヌギ大王をそのまま用いてオオクワガタ♂が68mmで羽化し、
 当時の私の飼育レコードになりました。

 そしてバナナを直接的栄養源とするならあらかじめ予備発酵をさせたマットの方が
 効果的ではないかと考えるようになり、
 自作発酵マットにバナナを埋めるという方法を以後用いています。

 この方法でオオクワガタの他には、
 ヒラタ・ノコギリ、そして今回のスジについて成功しています。

 私の感触では「菌糸瓶>バナナ+発酵マット>発酵マット」
 という感触を得ています。

 オオクワガタやコクワガタは白腐れの朽木に入るのが普通だと思いますが、
 バナナマットの場合はマットの状態が赤腐れのようになりますので、
 それをオオクワやコクワが食べるのは面白いと思っています。

 なお食べ残しのマットを保管しておいて、
 ミキサーなどで微粒子化すると、
 ネブトクワガタの飼育にそのまま使えて便利です。

 ただし問題点もあります。

 それはダニや線虫などが飼育容器内に発生すると、
 こうした富栄養環境下ではそれらが大増殖してしまうことです。

 かつて幼虫の気門にびっしりとダニがついてしまい、
 沢山死なせてしまったこともあります。

 いまはビンにマットとバナナをセットした後で
 電子レンジに掛けて冷ましてから幼虫を投入しています。

 今年は地元産のヒラタクワガタが多数産卵しているようですので、
 10頭ほど試してみようと思っています。

 ご参考になりましたら幸いです。

 いつもありがとうございます!

 コブスジツノ@静岡県浜松市
 
 
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